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1月, 2019

本を読む。

親父が退院してきてから、今まで以上に認知症が進んで、母とふたりで面食らう日々でした。

 

 

親父の世話をするのは私と母のみ。。。。

 

 

これから、どうしていくのがイイのだろうか・・・ふたりで何度も何度も話し合いました。

 

 

でもね、母も私も認知症の親父の世話は初めて!(当然ですが。(^▽^;))

 

 

私がこよなく愛していた雑種犬で私の最高の忠犬だったOちゃんがボケて…1年2ヶ月の間、ボケてしまった愛犬の世話をしたことがあるくらい。。。。

 

 

なんで、包括センターに相談にも行かないとイケナイんだけど、その前に基礎知識を得るために認知症関連の本を数冊買って読むことにしました。

 

 

すると、親父の行動が、認知症の人が普通にすることなんだということが分かりました。

 

 

 

親父だけ特別ではなく、考えうる範疇の行動なんだと。。。

 

 

だけど、親父は何かを盗まれたとかいう被害妄想はまだ出てきてないし、たまにキレることはあるけど、普段は性格もおだやかなんですよね。。。

 

 

また、徘徊なんかは今のところ大丈夫。。。

 

 

昔の親父を知る母と私は、今の姿は受け入れられないくらい、辛い現実ではあるけど、まだマシだと思える部分があることを感謝することから1つ1つ始めてみることにしました。

 

 

思い起こせば、私の最高の忠犬だったOちゃん、私の事何よりも何よりも大事に思ってくれていたのに、ボケてからは私のことを忘れました・・・・・。

 

 

元々、ちょい凶暴性のある子だったので、私のこと忘れてからのお世話は、危険を伴うものだったりで、精神的に本当に追い詰められて・・・・・私のこと忘れられたことは、私の人生最大のショックでした。

 

 

だけど、Oちゃんはぐるぐる回り続けるような異常行動はしなかったし、夜中に奇声をあげるようなこともしませんでした。

 

 

その時も、それは私の中で理解していたけど、それを有難いと思う余裕は無かった。。。。

 

 

でも、Oちゃんが無くなった後で近所の日本犬の子がボケで、その2つの異常行動をしてて、夜中に奇声をあげる姿を見て・・・・・・やっぱりOちゃんは最後まで私の忠犬だったんだ・・・・・と、どうして生きている時にその気持ちを持てなかったんだろうと後悔しました。

 

 

だから、親父は完全に認知症のボケ老人だけど、まだ頑張ってるんだ!と思おうよ!と母と話し合いました。

 

 

本によると、認知症になると感情の部分から失われるそうです。

 

 

なので、相手が自分の事思って厳しいこと言ってるとか、そういう難しい?感情は理解が出来ないのだとか。

 

 

単に怒ってる、笑ってるということだけ理解できるんだということです。

 

 

試しに、親父に何ということもないことをニコニコ笑顔で話しかけたら、親父もニコニコ笑顔なんですよね。

 

 

私が怒り狂ってたら、内容なんか全然理解出来ないのに、怒りだしたり。。。。

 

 

それが分かったので、出来るだけニコニコして話しかけようって、出来るだけ・・・・。

 

 

ボケてても、常にニコニコ幸せそうな人もいるらしいです。

 

 

出来れば親父もそうなれるように接し方を色々な本で勉強して、親父に対応しようということになりました。

 

 

まあ、今のところ理想論ですが。。。。努力目標ということで。(^▽^;)

 

 

母は親父の言動に「思いやり」がないことが腹立たしいようです。

 

 

認知症の人には普通のことのようですが。。。。

 

 

ただ、親父はうちの愛犬2匹に対しては、思いやりというか愛情というのをまだ持っているようです。

 

 

私の機嫌が悪くて、犬たちに当たり散らそうものなら、2匹を連れて庭に出して、私の魔の手?から愛犬たちを守ろうとしたり、愛犬たちの為にホットカーペットをつけたり、愛犬たちに自分のひざ掛けやクッションを貸してやったりと、犬には優しい!

 

 

母はそれもムカつくらしいけど、まだ人間らしいとこ残ってることに感謝だよなと思う。

 

 

しかし、私や母に対する思いやりは・・・・やはり無いんだけどね。

 

 

いつ終わるのか、先の見えないことだけど、これから頑張ろう!という気持ちになっただけでも、本を読んで良かったなと思う。

 

 

 

 

 

 

補聴器が・・・

 

一昨年(2017年)10月頃から、父の認知症は坂道を転がる石のように凄い勢いで進んできた。

 

 

去年(2018年)の11月には薬の副作用の影響で度々意識を失うようになり、主治医の勧めで経過観察のための3日間の入院と、阪大病院での薬の見直しの為の入院が二週間あった。

 

 

阪大では認知症が進まないように、母がずっと付き添っての、家族的にもとても大変な入院であったけれど・・・・・。

 

 

薬は見直して頂き、意識の喪失も現段階では無くなったけれど、認知症は恐るべき勢いで進んでしまった。

 

 

無表情で何を考えているのか分からないような状態で、ぼぉーーーーっと立っていたり。

 

 

今回は補聴器だったけど、気になることがあるのか、ずーーーーっと見てる。何をしているのか聞いても答えられない。

 

 

見れば、3種類の補聴器をばらばらにしていて、充電式のものは1つは充電器に、1つは全然別の場所に置いたりしているし、正しい組み合わせにしてあるものは1つもなく、全てばらばらにしているダケでなく、置いてはいけないような場所に置いてみたり、いったい何がしたいのか想像すらできないような状態。

 

 

しかも、日中居眠りしてたり、ご飯食べてたり、トイレに行ってないと時間はずっと補聴器を触ってる。

 

 

ついに、絶対に置いたらダメ!とずっと言ってある場所に置いて、犬に噛まれてン十万もする高額な補聴器が1つお陀仏になった。。。。

 

 

補聴器は壊れたけど、犬が電池など誤飲することがなかったのが不幸中の幸い。

 

 

それでも父は何が起こったのか理解が出来ていないように見える。もうほぼ狂人の世界。

 

 

以前にも書いたと思うが、トイレはおしっこはトイレにまき散らすし、大便の粗相もする。

 

 

ヨダレは常に垂れ流しだし、鼻水も垂れ流す。耳は補聴器がなければ全く聞こえない。

 

 

自分の父親ではあるが、とても普通の人間ではない。

 

 

日常生活も、ズボンをはいているのに、もう一枚ズボンをはこうとしたり、上着も同じ。。。服の着方や脱ぎ方まで忘れてきている。

 

 

食べ方ももの凄く汚い。口にいっぱい食べ物を入れて口を押えずにゲホッと吐き出すことすらある。

 

 

何でも口の中に入れるのではなく、何でもすする。固形物などすすっても食べられないのに、すする。

 

 

一日いったい何回「パパ!何してるの!?」と叫ぶことだろう。。。。

 

 

それくらい異常な行動をすることが日々増えている。

 

 

認知症関連の本なども何冊か読むけれど。。。。認知症の人に共感しろとか、優しく接しろとか書いてるけど・・・・・。

 

 

そんなん無理!! そうしようと努力しなかったワケじゃない!頑張ろうとしたけど、絶対に無理だから!!

 

 

普通じゃないんだよ!突然こっちが想像もしないようなことしたり言ったりするんだよ。。。

 

 

私は仏様ではないから・・・・そんなこと出来ないよ。(T△T)

 

 

それでも父は家の2匹の犬のことは可愛がる。何も分かってないのに、犬のことは自分の意思で可愛がる。

 

 

父にとって、犬は最後の砦なのかも知れないな・・・・と思う。

 

 

この先、父はどうなっていくんだろう?

 

 

すでに母と私は限界に近づいているんだけど、今後どこまで常軌を逸するんだろうと思うと悲しくなる。