終戦記念日

本日8月15日は終戦記念日です。
戦後62年の歳月が流れたのですね。。。。
私は戦争を知らない世代です。
祖母が生きていた時にほんの少し空襲の話などを聞いたことだけが生きた戦争の話です。
ただ、私はとても変わった子で・・学生時代にありとあらゆる戦争の本を読み漁りました。
なので日本の国を家族を守る為に命を落とされた方に対しての感謝の気持ちを忘れてはいけないと思ってます。
首相の靖国神社の参拝も肯定的な考えでしたが・・・・スミソニアン博物館で原爆を肯定する展示があったという話を聞いて・・・別に広島、長崎に親戚もなければ縁もない私ですが、言葉に出来ない憤りを感じました。
その時に初めて「日本が朝鮮、中国にしたこと」の重さを感じました。。。日本の国の代表者たる首相が参拝することを日本軍の被害にあった遺族が見たらどう思うだろう・・・・と思うようになりました。
今年の終戦記念日前後には今までになく戦争の悲惨さを伝える報道が多いです。
それは沖縄戦で多くの人たちの自決に日本軍が関ったという項目が教科書から削除されることになったからです。
今の首相は右よりの人です。。。。その人の教育改革の一環でこの項目が削除されたというのであれば危険なことです。
そのことにより今まで口をつぐんできた沖縄の人が当時のことを語り、それが多く報道されました。
その1つが千花くららさんのお祖父様の集団自決の体験談です。
今、政府によって過去の事実が捻じ曲げられようとしています。。。
千花さんのお祖父様も兵隊さんから直接「死ね」とは言われていないと言っています。しかし、だから軍隊の関与が無かったとは決して言えないのではないでしょうか?
当時は天皇は神であり、今のように国民の前で手を振るような存在ではありませんでした。 そして、多くの兵隊さんが「天皇陛下バンザイ!」と言って亡くなったのです。
そう言う、そう思う教育が当時の国民になされていたのです。
当時は首相も軍人でした。政府の指示があったればこそ、自決せざるえない教育が子供の頃から叩き込まれていたのではないでしょうか。。。
『生めよ増やせよ国のため』日本の国の楯になるべき兵隊を作るために当時の女性は多産を求められたことも祖母は話てくれました。
今は考えも出来ないことが当時は当たり前であったこと、今の感覚で判断の出来ない時代であったこと忘れてはいけないと思います。それを後世に伝えるための教科書です。事実を捻じ曲げては同じ過ちを食い止めることは出来ません。
何のための教科書の改定だったのか、私は不思議でなりません。
日本は敗戦国であり、アジアでは加害国という立場です。当時に日本の国民が体験した貴重な事実は正確に後世に伝えていただきたい。。。。
事実に対して国の意向を差し挟むべきではないと思います。
これからも日本が平和であることを祈りながら。。。