ラブの臨終に立ち会ったんだけど
私は生あるものの臨終に立ち会ったのは
今回初めてでした。
なんか・・・
凄くショックだったけど、
凄く神聖な気がしました。
本当、ラブには多くのことを教わりました。
「千の風になって」という歌があるけど、
事実はどうか分からないけど、
今回の体験はそうかも知れないな・・・・
と思わせられました。
亡くなる前から
ラブの犬歯と尻尾の先と・・・・と
それらのお骨は手元に残そうと決めてたけど
(実際、それらは私の手元にあるんだけど)
それらにラブの魂って無い気がしてね・・・・・
ラブの魂は脱け殻を抜けて
すでに私の側にいるような気がして・・・・
なんだろう・・・・
上手く言えないんだけど・・・・
そういう物に拘ってた私って・・・・って
なんかそんな気持ちになったんです。
まっ、これは余談で、
感じ方は人それぞれなのかも知れません。
私的には愛犬の毛、これは少しでも残しておくと
辛い時に助けになってくれると思いました。
(あくまで私個人の思いです。)
ラブは突然亡くなったので
心の準備もお葬式に必要な物の準備も全く無くて
ショックでパニックになってたし
後から色々「こうすれば良かった」と思うことも
多かったんです。
特に老犬は「ある日突然」なことが多いようです。
万が一の準備ってしておく方が良かったかな・・・
って、それはちょっと後悔しました。
特に、棺に入れてやる好物。
これはパニックになると全く頭が真っ白で
何時もちゃんと分かってることすら出てきません。
棺に入れてやる物(私は手作りの介護ベストを入れました。)、
大好きだった食べ物やおもちゃなど
リストアップしておけば後々後悔しなくて良かったな・・・・
と私は反省してます。
その他は業者さんお任せで進んでいきますから
特別な希望が無い限り問題は無いとは思いますが・・・・・
私が1つ、とても困ったことがあります。
棺の蓋にメッセージを書くように言われたこととか
手紙を入れてやりませんか?と言われたことです。
なんだろう・・・・・・
私とラブの関係において、
それは違う。。。って思ったんです。
(頭がバニックで思いつかないということもありましたし・・・・)
棺には書きました。
『ラブ、世界一、宇宙一愛してる』って。
でも、手紙は書きませんでした。
棺に住所を書く人が多いそうです。
間違わずに帰ってくるようにとのことですが・・・・
ラブはしゃべってる日本語はほぼ完璧に理解してましたが、
文字は読めなかったですからね。。。。
で、書かなかったら指摘されたので
ラブに限って我が家を間違うことはありません。
と胸張って言いきったけど、
心配になって迷子札は棺に入れました。
偉そうなことを言わせていただければ
ラブと私は2年半以上も私がラブを抱いて
階段の上がり降りという命がけの作業をしてきた同志です。
階段は狭くて急で・・・・
階段苦手な人だと自分の体を運ぶのも大変だと思う
そんな階段をです。
それも多い日には1日に何度もやってきました。
こんな作業は私が超マッチョでも
ラブの協力がなければ出来ないことなんです。
そして、万が一のことがあれば
まずラブの命が失われるでしょうし、
私も当然無事ではいられないでしょう。
何よりも、何よりも、
究極の信頼関係が無ければできないことです。
そんな間柄だった私とラブに
陳腐な言葉が必要なのか・・・・
いやっ、私の言いたいことはラブは分かっている
ってなんか確信を持ってそう思ったんですよね。。。。
業者さんから見たら
「せっかく言ってあげているのに・・・」
と思われたことと思いますが。。。。
でも、なんかソコは譲れない私でした。
今、ラブの残したお骨や毛や爪や髭や写真に
話したいこと話してます。
するとね、
この写真からラブが出てきて
「なになに?」って言うような、、、、
そんな錯覚に襲われるんです。
だから、やっぱりラブと私の間には
陳腐な言葉や書いた文章っていらなかったな・・・・って。
きっとその自信って
ラブが最後に会いたいと思ってくれて
看取って貰いたいと思ったのが私だった・・・・こと。。。。
ラブは私のこと好きなの?嫌いなの?って思ってたけど
ラブも私を愛してくれていたことが分かったからかな。。。。
なら、ラブが何時も側にいたいと思うのも
私のハズ。。。。
そう思うとね
辛い辛い気持ちがすぅ~っと楽になったんです。
こんな時って
思いこみも時には大事ですよね。
ラブの為にも
何時ものように明るく楽しくしていなければ・・・
と思う私です。
でも・・・
それでもやっぱり寂しいです。。。。
お葬式編は次回はお骨あげの時の話を
したいと思います。
実は、私はとんでもない大失態を
してしまいましたので、そのお話も。