ラブの最後の様子

 

昨日はアジトの撤収をしました。

 

たった2ヶ月弱でしたが、

ラブと枕を並べて一緒に暮らしたアジト。。。

 

今思えば、この2ヶ月は本当に楽しかった。。。。

 

 

今日、仕事場に着いたら

見るもの触る物全てがラブとの思い出で・・・・・

さすがに、仕事場に着くなり泣き崩れました。。。。

 

とても、この空間で冷静でいることが出来ないので

辛いけれどラブの荷物を整理しました。。。。

 

でも、それでもラブの匂いのものばかり・・・・

 

ラブの歩行補助用のカーペットをはがすと

仕事場はラブが元気だった頃の姿に戻りました。

 

どうしても捨てられない物は残して

ラブの新しい旅立ちの足を引っ張らないようにしようと決心しました。

 

 

 

 

時間が経って私自身が忘れないように

昨日のラブのことを書いておきたいと思います。

 

長文になります。。。。

 

 

前日はごくごくフツーに元気でした。

 

異変があったのは当日の午前7時。

 

資源ゴミを捨てないといけないので

7時に起きたら・・・

 

隣に寝ているハズのラブが

自分の寝床から外れたところにいたんです。

 

 

今まで独りで寝床から移動することはありませんでした。

どうも立ち上がったというより、にじり出たという感じでした。

 

昨日は雲1つない青空の素晴らしい日でしたが、

朝は少し冷え込んでました。。。

 

 

冷えが体に悪いラブなので

タオルを掛けてやろうとすると

コロンとしたウンチが2つ転がりました。

 

 

ウンチの始末をしてラブの様子を見ると

 

その時は顔に生気もあり、頭もしっかり上がってはいましたが

ちょっと具合が良くないのかクンクン言うので

おしっこしたいのだと思って立ち上がられようとすると

全身に力が入らない状態でした。

 

 

私が作った介護服を着せて

庭に殆ど抱いて出してやると、少し自力で歩いて

おしっこをしました。

 

 

戻る途中、ラブの通った跡に血がてんてんと・・・・・

 

 

アレ?おかしい・・・と思って

抱き上げて寝床に戻して体中をくまなく

出血していないか調べたのですが、外傷が無かったんです。

 

 

様子が変化したのはその時からで

急に呼吸が荒くなりました。

 

 

何が起こったのは全く分からず

ラブの体をずっと擦ってました。。。

 

 

心の中で「なんで、酸素吸入器を買っておかなかったのか・・・」

ってそればっかり考えたりして。。。

 

 

ラブに私の布団を掛けてやって

ずっとラブの体を触ってました。

 

 

ウンチしたハズなのに、また大量に出ました。

そして、今回初めてダラダラ・・・・と切れることなく出るのです。

 

 

危ないのではないか・・・と思いました。

尋常ではないのではないかって。

 

 

でも、とてもこの現実を受け止める余裕はありませんでした。

 

 

そのうち、8時を過ぎてから両親も起きて来て

ラブの様子の異変に気がつき

私が病院へ行こう!と言ったら

 

ラブの様子を見た母が

「そっとしておいてやり・・・・・もうあかんと思う。」と

 

 

ラブの顔には死相が出てましたから・・・・・・

 

 

じっとしていられなくて

酸素缶を買いに行きました。。。

 

 

何かしてやりたい、もしかしたら・・・・と思ったからです。

 

 

母の話では

私の留守の間にも危ない時があったそうです。

 

母に『ねぇーちゃんが戻るまで頑張れ』と言われ

ラブは私が帰ってくるのを待ってくれていたようです。

 

 

私が酸素を持って帰り、ラブに酸素をあげると

お気に召さなかったようで、顔をそむけようとしました。

 

その時、口の中を見ましたが

もう舌の色が変わっていて、口の中は冷たくなってました。

 

 

それでもしばらくお腹を動かして呼吸をしていました。

最初の頃のような荒い呼吸ではなく

おだやかな呼吸でした。

 

 

私が戻って30分も経っていなかったと思います。

 

丁度、両親が席を外して

私とラブの二人っきりの時

ラブの呼吸音がしなくなりました。。。。

 

 

それは、何時そうなったのか

その境目すら全く分からないような

静かな静かな、本当にすぅ~っと眠るような最後でした。

 

 

午前7時に異変に気づいてから

午前10時55分に亡くなるまで

4時間弱というアッという間の出来事でした。

 

 

一時期、呼吸が荒い時がありましたが、

只の一度も痛がったり、苦しんだりすることもなく

本当に命の炎が消えるかのような静かな静かな最後でした。

 

 

ラブの介護は肉体労働で、その点とても大変でした。

 

でも、おむつの世話も流動食を作ったりという

寝たきり介護は一度もしていません。

 

寝たきりになっても介護するつもりでした。。。。

 

なにもそんなに死に急がなくても・・・・

もっともっと苦労させてくれても良かったのに。。。。

 

 

たった1日しかお休みの無い我が家の

そのお休みの朝に亡くなりました。。。。

 

 

呼吸が止まってからしばらくして、

ラブの鼻から大量の出血がありました。。。。

 

 

まるで「生きる力」で止めてあった堰が

崩れたかのような出血でした。

 

 

 

不思議なことに

2.3日前に、こんな日にはどうするかを再確認していたんです。

虫が知らせるというのはこの事かも知れません。

 

 

ラブの変わり果てた姿を見たくなかったし、

ラブを独りにして仕事に行くことも

出来ない・・・・と思ったので

 

 

その日のうちにお別れをすることにしました。

 

 

ラブの体・・・・柔らかかったです。

死後硬直する前に手足を曲げてやりましたが

まだ全身が温かかったです。

 

 

色々と準備をして

午後1時、お葬式していただく場所に行きました。

 

 

お迎えして貰うことも出来ましたが、

もうラブを抱いてやるのも最後になるので

私が抱いて連れてやることにしました。

 

 

ずっと、ずっと、2年半以上も

ラブをこの手に抱いて世話をしてきました。

 

 

ラブは私に抱っこされることが好きでした。

 

大きな犬なのに、まるで子犬のように

私に抱っこされてました。

 

私が抱っこすると尻尾をぶりぶり振って喜んでました。。。

 

 

最後の最後まで

私がラブを抱っこしてやらないと

ラブはきっとあの「イナバウアー」のような姿で文句を言うでしょう。。。。

 

 

不思議なことに

自宅を出る時のラブの体は温かくて柔らかかったんです。

 

ところが、葬儀場に車で着いた時もまだ柔らかかったのに

祭壇に上げたとたん、ラブの体が死後硬直してきました。

 

きっと、ラブは車が好きだったから

駐車場まではくっついて来たんでしょう。。。。

 

でも、事態を理解して車を降りなかったんでしょうね。。。。

 

硬直していくラブの体を触りながら

ラブの体は脱け殻になったんだと感じました。。。。。

 

 

 

最後のお別れには少し時間をとってもらい

ずっとずっと棺に納まったラブの頭を撫でてました。

 

ビロードのようなツヤツヤ毛並

眠っているような顔でした。

 

 

朝、突然起こった現実を受け止めることが出来なくて

ただ、ただ涙涙でした。

 

 

荼毘にふす前の最後のお別れの時、

母がラブに声をかけているのを聞いて

父が男泣きに号泣しました。。。

 

ずっと、ずっと耐えていたのが

耐えきれなくなったという悲痛な声でした。

 

 

父はヘン人で気難しい人ですが、

ラブのことは何よりも誰よりも愛していて大事にしてましたから。。。

 

 

 

お骨拾いもしました。

ラブの骨は高齢なワンコには珍しく

きっちりと形が残ってました。

 

とてもキレイだと言われました。

 

生前からのお約束の尻尾の先の骨、

犬歯と一生懸命に切った爪の骨を分骨とは別に貰いました。

 

 

そして、アジトに行くまで私の部屋の

ずっとラブの寝床があった場所に戻ってきました。

 

 

 

もっともっと、ラブとアジト生活がしたかった。

 

アジトで冬を迎える準備もしていたのに・・・・・

 

 

私とならどんなとこへでも一緒に行きたがったラブ。

出勤するのが何より楽しみだったラブ。

 

最後の最後まで一緒に出勤し、

食べたいだけ食べ、文句言いたいだけ言い、

そして、ちゃんと自分の足で歩いて

そして静かに旅立ちました。

 

 

ラブにとって自分の思い通りに生きられないのは

許せなかったのかも知れません。

 

何よりも留守番が嫌いな子でしたから。

 

でも、本当にアッサリと・・・・・

カッコつけ過ぎです。

 

 

でも、後でよく考えると

 

ラブは絶妙のタイミングで

 

この時期に亡くなることを自ら選択したんだと思いました。

 

本当に「この日」は何もかもが完璧だったんです。

 

 


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眠るように・・・・

 

ご心配をいただき、ありがとうございます。

 

辛い辛い別れは初めてではないので

比較的冷静にしております。

 

 

涙は・・・・自分の意思とは別もので

たえまなく流れてますが・・・。

 

 

今日は私のお休みの日でした。

 

ラブは昨日の朝の散歩も元気よくこなし、

お昼と夕飯のおこぼれもしっかりとゲットし、

父へ新聞配達してオヤツもゲットし、

自分の夕食もガッツリと食べ、

そして、青汁も催促して飲み干し、

自宅に戻ってからも寝る前含めて二度

補助具ナシで自分の足でしっかりとしーしーも済ませて

 

そして、いつもの様にグッスリと眠りました。

 

 

本当に何も普段と変わらない元気な様子でした。

 

 

正直、まさか今日とは・・・・

想像すら出来ませんでした。。。。。

 

 

私はこの先1年は大丈夫だと

タカを括ってたくらいでしたから。。。。。

 

 

 

でも、ラブは本当に

 

私や家族が望んでいたような

 

本当に立派で理想的な最後でした。。。。。

 

 

 

ラブが亡くなる10分前くらいの

最後のラブの生きている写真です。

 

 

亡くなる直前まで、

鼻もしっかりと濡れてました。

 

 

大往生だったのだと思います。

15歳と1か月と19日でした。

 

 

 

本日、ラブを荼毘にふしてきました。。。

 

今、15年間ずっと一緒に暮らしていた

私の部屋に私と一緒に戻ってきています。

 

 

今夜はラブがちゃんと虹の橋まで行けるように

お線香を絶やさずに見守ろうと思っています。

 

 

ラブは私の想像以上に

やすらかで、本当に眠るように逝きました。

 

 

ラブの最後の様子は

また後日書きたいと思います。

 

 

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