愛犬のお葬式 ― お骨拾い ―

 

人間のお骨拾いはしたことがありますが、

ワンコは初めてでした。

 

 

お骨になったラブはね・・・・

なんか、もう私のラブでは無いような

そんな気がしました。

 

 

もちろん、ラブの物ならば

ウンチの匂いすら愛している私です。

 

 

言葉で説明するのは難しいんだけど・・・・

ラブのお骨なんだけど、

それはもう私のラブでは無いって感じでした。

 

 

私のラブは神様に召されて

虹の橋へと旅立った・・・それが実感でした。

 

 

業者さんはお骨拾いの時に

色々と説明してくれますよね。

 

 

これは人間の時と同じのようです。

 

 

高齢のワンコの場合、

お骨がまともに残らない時もあるのだとか・・・・

 

でも、ラブは本当にキレイにしっかりとした骨が残ってました。

 

 

体の悪い部分は黒くなるそうですが、

ラブの骨は全部真っ白でした。

 

 

業者さん曰く、

「この子の骨を見ると、

何一つ悪い食べ物も食べなかったんですね。

健康そのものの骨ですよ。」って。

 

 

いや・・・・・・

ラブは何でも好きだったから

体に悪いのも食ってるぞぉ~!って思ったけど。。。

 

 

母は「ねぇーちゃんが体に良い物ばかり

食べさせていたんです。。。。」と涙ぐんでた。

 

 

そっか・・・・・薬膳食だったもんな・・・・

やっぱり効いてたのかな。。。

 

 

 

両手を合わせている姿という喉仏も

天使の羽と言われる骨も

ラブはキレイに残ってました。

 

 

この2つは分骨する骨壺の一番上で

骨壺の正面に向かって手を合わせている姿で

入っています。

 

 

 

 

さて、その後のことです。

私が失敗したのは。(^^;

 

 

最後に入れる頭などの他のお骨を拾い終わった時

業者さんが小さなチリトリとペンキを塗る刷毛を

私に手渡して小さい骨をこうやって・・・・・と

実際にやって見せながら

拾い方の説明してくれたんですね。

 

 

実は、このペンキの刷毛

私がお掃除で使ってるのと同じだったんですよぉ~。

 

 

 

ペンキの刷毛ってパソコンのキーボードの掃除とか

エアコンのフィルター、網戸の掃除などに大活躍する

私のお掃除必須アイテムなんですよぉ~。

 

 

そんな持ちなれた物手渡されたら

当然、何時ものように使いたくなりますよね。

 

 

ってか、持ったとたん、手が勝手に動いてしまいますよね。。。

 

 

で、サッサッと手慣れた?刷毛裁きで掃いていると・・・・・

 

 

業者さん、

「おねえさんはO型ですか?」って聞くんです。

 

 

いえ、B型ですけど・・・・

と答えたけど、言ってる意味は分かります?

 

 

私は分かりましたよぉ、

だって、O型の妹がいるもんね。

 

 

で、掃く手を止めずに

あの・・・そんなに雑ですかねぇ~。

と言ったその時、

 

 

お骨の粉が舞い上がったかして

周りが全員咳き込んだのよ。。。。。。

 

 

業者さん

「お骨の粉が舞い上がりますので

もう少し丁寧に・・・・」

と言いながら失笑。。。。

 

うちの親も釣られて大笑いしていたわ。。。。(-_-)

 

 

もちろん、その後は

静かに、丁寧に小さいお骨を拾ったけど

 

同じB型の父が

「もうその程度でエエやろ

いっぱい拾ったし。」と言う。

 

ん・・・・・そんなもんか?

と思ったけどね。。。。

 

 

やっぱさ・・・・

ラブのものだもん、全部拾ってやらないと・・・・

と思った私でした。

 

 

 

まっ、そのペンキの刷毛事件のお陰で

お骨拾いは湿っぽくなく

ラブが好むちょっと明るい雰囲気で終了した。

 

 

 

分骨して貰ったお骨は私が持ち帰り

残りは四十九日まで業者さんが安置してくれる。

 

 

四十九日に卒塔婆をお願いしてあるので

その供養が終われば納骨されるそうだ。

 

 

分骨は私の気が済むまで

手元に置いて供養して良いらしい。

 

 

私はその他にも別に尻尾の先と犬歯、爪の骨を

貰っている。

 

 

母は四十九日に分骨も納骨しろと言うけど、

私は別のお骨もあるにはあるけど

初盆までは手元に置こうと考えているところ。。。。

 

 

で、尻尾の先と犬歯と爪は

もう絶対に手放さない予定。

 

 

これはラブが生まれ変わった時、

間違わずらに戻って来られるように

ずっと私の側に置いておく。

 

 

★ ラブちゃん思い出ショット ★

何を着せられても、何を被せられても

ねえーちゃんのすることなら

何でも喜んで受け入れてくれたラブ。。。。

 

今はそんな心優しいワンコは家にはいないよ・・・・

 

ラブを失ってから初めて

ラブがどんなにねぇーちゃんを信頼してたか、

どんなに愛してくれていたのか分かったよ。。。。

 

 

にほんブログ村 犬ブログ 老犬・高齢犬へ

続きを読む

愛犬のお葬式 ― 準備と絆 ―

 

ラブの臨終に立ち会ったんだけど

 

私は生あるものの臨終に立ち会ったのは

今回初めてでした。

 

なんか・・・

凄くショックだったけど、

凄く神聖な気がしました。

 

本当、ラブには多くのことを教わりました。

 

 

 

「千の風になって」という歌があるけど、

事実はどうか分からないけど、

今回の体験はそうかも知れないな・・・・

と思わせられました。

 

 

 

亡くなる前から

ラブの犬歯と尻尾の先と・・・・と

それらのお骨は手元に残そうと決めてたけど

(実際、それらは私の手元にあるんだけど)

 

 

 

それらにラブの魂って無い気がしてね・・・・・

 

 

ラブの魂は脱け殻を抜けて

すでに私の側にいるような気がして・・・・

 

なんだろう・・・・

上手く言えないんだけど・・・・

 

 

そういう物に拘ってた私って・・・・って

なんかそんな気持ちになったんです。

 

 

 

まっ、これは余談で、

感じ方は人それぞれなのかも知れません。

 

 

私的には愛犬の毛、これは少しでも残しておくと

辛い時に助けになってくれると思いました。

(あくまで私個人の思いです。)

 

 

 

 

ラブは突然亡くなったので

心の準備もお葬式に必要な物の準備も全く無くて

 

ショックでパニックになってたし

後から色々「こうすれば良かった」と思うことも

多かったんです。

 

 

 

特に老犬は「ある日突然」なことが多いようです。

 

万が一の準備ってしておく方が良かったかな・・・

って、それはちょっと後悔しました。

 

 

特に、棺に入れてやる好物。

これはパニックになると全く頭が真っ白で

何時もちゃんと分かってることすら出てきません。

 

棺に入れてやる物(私は手作りの介護ベストを入れました。)、

大好きだった食べ物やおもちゃなど

リストアップしておけば後々後悔しなくて良かったな・・・・

と私は反省してます。

 

 

その他は業者さんお任せで進んでいきますから

特別な希望が無い限り問題は無いとは思いますが・・・・・

 

 

 

私が1つ、とても困ったことがあります。

 

棺の蓋にメッセージを書くように言われたこととか

手紙を入れてやりませんか?と言われたことです。

 

 

なんだろう・・・・・・

私とラブの関係において、

それは違う。。。って思ったんです。

(頭がバニックで思いつかないということもありましたし・・・・)

 

 

棺には書きました。

『ラブ、世界一、宇宙一愛してる』って。

 

でも、手紙は書きませんでした。

 

 

棺に住所を書く人が多いそうです。

間違わずに帰ってくるようにとのことですが・・・・

 

 

ラブはしゃべってる日本語はほぼ完璧に理解してましたが、

文字は読めなかったですからね。。。。

 

 

で、書かなかったら指摘されたので

 

ラブに限って我が家を間違うことはありません。

 

と胸張って言いきったけど、

心配になって迷子札は棺に入れました。

 

 

 

偉そうなことを言わせていただければ

 

ラブと私は2年半以上も私がラブを抱いて

階段の上がり降りという命がけの作業をしてきた同志です。

 

 

階段は狭くて急で・・・・

階段苦手な人だと自分の体を運ぶのも大変だと思う

そんな階段をです。

 

 

それも多い日には1日に何度もやってきました。

 

 

 

こんな作業は私が超マッチョでも

ラブの協力がなければ出来ないことなんです。

 

 

そして、万が一のことがあれば

まずラブの命が失われるでしょうし、

私も当然無事ではいられないでしょう。

 

 

何よりも、何よりも、

究極の信頼関係が無ければできないことです。

 

 

そんな間柄だった私とラブに

陳腐な言葉が必要なのか・・・・

 

いやっ、私の言いたいことはラブは分かっている

ってなんか確信を持ってそう思ったんですよね。。。。

 

 

業者さんから見たら

「せっかく言ってあげているのに・・・」

と思われたことと思いますが。。。。

 

 

でも、なんかソコは譲れない私でした。

 

 

今、ラブの残したお骨や毛や爪や髭や写真に

話したいこと話してます。

 

 

するとね、

この写真からラブが出てきて

「なになに?」って言うような、、、、

 

そんな錯覚に襲われるんです。

 

だから、やっぱりラブと私の間には

陳腐な言葉や書いた文章っていらなかったな・・・・って。

 

 

 

きっとその自信って

ラブが最後に会いたいと思ってくれて

看取って貰いたいと思ったのが私だった・・・・こと。。。。

 

ラブは私のこと好きなの?嫌いなの?って思ってたけど

ラブも私を愛してくれていたことが分かったからかな。。。。

 

 

 

なら、ラブが何時も側にいたいと思うのも

私のハズ。。。。

 

 

そう思うとね

辛い辛い気持ちがすぅ~っと楽になったんです。

 

 

こんな時って

思いこみも時には大事ですよね。

 

 

ラブの為にも

何時ものように明るく楽しくしていなければ・・・

と思う私です。

 

 

でも・・・

それでもやっぱり寂しいです。。。。

 

 

お葬式編は次回はお骨あげの時の話を

したいと思います。

 

実は、私はとんでもない大失態を

してしまいましたので、そのお話も。

 

 

にほんブログ村 犬ブログ 老犬・高齢犬へ

初七日

 

昨日はラブの初七日でした。

 

丁度、手元供養用のミニ骨壺が届きましたので

ラブのお骨などを納めることにしました。

 

 

コレです。

 

値段そこそこでしたけど、なかなかずっしりと重量感もあり

サイズも丁度イイ感じでした。

 

 

早速、

 

ラブの毛、爪、ヒゲと一緒に

犬歯、尻尾の先、爪のお骨を納めました。

 

真鍮なので割れないし、

蓋はネジになってるので不注意で中身をぶちまけることも無いそうです。

 

 

この骨壺は分骨してもらったお骨を納骨した後も

私の手元に置いて供養をしようと思ってます。

 

 

 

それと、

 

白檀のお線香を買いました。

 

以前、何かの本で

「白檀のお香は魔除けの効果がある。」と書いてた記憶があるんです。

 

 

向こうでのラブに悪い事が起こらないように、

そして、なんたって八方美人なラブのこと

ふらふらと他所の人にくっいて行って

私が虹の橋に行ったらいなかった・・・・

ってことにならないように。

 

 

ヘンな虫がつかないようにという意味合いも込めて

これから毎日ラブに白檀のお線香を焚いてろう!

と思ってます。

 

 

 

初七日なので、

母がラブが好きだったケーキを供えよう!

とか言ったんですけどね・・・・・

 

やはり皆、とても疲れていて買いに行けなくて・・・・

 

それで、近場で買ったプリンと

ラブの大好物のチーズを供えました。

 

 

 

これでやっとラブの手元供養用の骨壺の準備ができました。

 

 

今夜からラブにはこう言ってやろうと思ってます。

 

 

ラブよ、生まれ変わったら

ラブの生前の匂いを頼りに戻っておいで。。。

 

 

って。

その為にも私がこの骨壺をずっと側において

ラブが迷わないようにしておかないと。。。。

 

 

くっきー&らぴ母さんから初七日にお花をいただきました。

「笑顔の可愛いワンちゃんだったから・・・」と言ってくださっていたようで

とてもとても可愛いお花でした。

本当にありがとうございました。

 

 

にほんブログ村 犬ブログ 老犬・高齢犬へ

続きを読む